不動産売却を専任媒介でするメリット

不動産売却において不動産業者に仲介を依頼する際に、業者からは専任媒介契約の締結を求めてくるケースがしばしばありますが、その理由はこの契約形態を選んだほうが不動産業者にとってメリットが大きいからであるといえます。

専任媒介契約を結ぶメリットの一つは、一般媒介契約より購入希望者が早く見つかる可能性が高いことです。不動産業者は売却物件の所有者と専任媒介契約を結んだら、その日から7日以内に国土交通大臣指定の不動産流通機構に物件の情報を登録しなければなりません。不動産流通機構に登録された不動産の情報は機構のすべての会員が閲覧できます。そのため、直接仲介依頼を受けていない不動産業者も、購入物件を探している顧客に対して物件を紹介することができます。また、専任媒介契約を結ぶと、不動産業者は定期的に契約相手である物件所有者に対して販売活動の進捗状況を知らせる義務が生じるため、所有者は一般媒介契約の場合より詳細に取引の現状を知ることができます。

他方、専任媒介契約の契約期間中は、契約した不動産業者が独占的に不動産売却査定に関する取引の仲介を担当できるようになり、仲介手数料を設定している場合は取引が成立すれば必ず依頼主から手数料を受け取ることができます。そのため、複数の不動産業者が仲介に携わることができる一般媒介契約より、担当者は同業他社に先に取引が成立される不安を考える必要がなくなる分、力を入れて販売活動を行ってくれます。